ブランド品の是非について

相対的には男子よりも女子の方がブランド品に取りつかれ易いということができそうですが、それほど魅力的なものなのでしょうか。同じ品質の品物でも、ブランド名が付されていると値段が2ないし3割高くなるのが相場とすれば、馬鹿馬鹿しいお金の使い方になるはずですが、それでもブランド品を選ぶのは一体何なんでしょうか。もしかしたら、見栄や体裁など、品物の価値だけでなく、自分の評価を高める材料だから、多少のお金がかかってもしかたない、あるいは馬鹿にされたくないというような心理面での働きかけが大きな要因なのでしょうか。実は、こうしたことは全くないものでもないのでしょうが、ブランド品を実際に使ってみると別の考えが浮かんできます。

たとえば、小銭入れ一つにしても、大きな旅行鞄にしても、同じようなことが浮かんできます。それは、品物がしっかりしており、飽きがこないし、長い間使うことに抵抗がなく、結局はブランド品でないものを、ニ三度買い替えるよりも、経済的だというようなこともあり得ます。使い心地や、風合い、安心感など品物になくてはならないことが満たされており、それに加えて有名なメーカーのものを身に付けている、使っているという充実した気持ちになることも見過ごすことはできません。一種の虚栄心といえなくもありませんが、隠くすような気持ちは後退しますし、何となく自信見たいなものも浮かんできます。

もちろん、品物は悪くないので、心に余裕ができるということが大きいのです。それが最大の効用と言えば効用でしょう。

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